ホームページの予算取り
第2回の仕様書編で「見積」の話をしましたが、
ホームページを作ることで発生する費用を考えたことはありますか。
かなり大雑把ですが、以下にその項目を並べてみます。
1. ホームページ制作費 *1
2. ホームページ公開用のレンタルサーバ(月払いまたは年払い:先払いが基本)
3. ドメイン(1年更新)
4. 公開時の広告宣伝費 *2
5. 公開後の保守 *3
6. 公開後の運用 *4
7. 公開から一定期間後のリニューアル
1~3までは、まあなんとなくというレベルで予算付けしているという方が多いようですが、
4~7、特に4、については、制作立案の段階から予算化している方は少数派のようです。
5、6、も重要ですが、ここでは4の広告宣伝費についてお話しします。
ホームページの中でも、会社案内パンフレットのデジタル版という位置づけの場合は別として、
成果を求めるホームページであれば、数多くの方々に閲覧していただくということが基本です。
自社(自店)のホームページがインターネット上に公開されたら、
さばききれないほどの閲覧者がいきなり押し寄せ、業務がパニック状態になると考えているのでしょうか。
流石にそれはあり得ません。
積極的に集める必要があるのです。集めるという言い方が適切でないかもしれません。
「こういうドメイン名で、こういうサービスを提供しているホームページがありますよ、開店しましたよ」と知らせるのです。
その方法は、多様化していますので詳しくは別の機会にご案内することとします。
一般的に、リアルな世界でお店を開店させたなら、顧客対象の近隣住民に告知行動をすることでしょう。
新聞の折り込みにチラシを入れたり、交通量多い交差点等に看板を設置したり、ポスティングやクーポンの発行等など。
つまり、開店に伴う広告宣伝費というものをしっかり予算組しているのです。
インターネットという世界の中で、競合と勝負をしようと制作したホームページです。
競合に負けじと集客する必要があるのではないでしょうか。
では、どのようにして集客しますか?
その答えは、リアルな世界同様にインターネットに適した広告宣伝手法が必要です。
インターネットの世界に詳しい方から、広告宣伝費など必要ない。自然検索で上位表示を狙うSEO(検索エンジン対策)をしっかりすればOK、という声が聞こえてきそうです。
その通りかもしれません。しかし、SEOも無料(タダ)ではないのです。SEOそれ自体を広告宣伝費と考えるべきです。